フェスティバルFUKUSHIMA! 2021「The Will to Cross Borders/越境する意志」

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まん延防止等重点措置により、会期を変更いたします。
9月4日(土)〜10月17日(日)12:00〜18:00 ※ 土日祝日のみオープン
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フェスティバルFUKUSHIMA! 2021
「The Will to Cross Borders/越境する意志」

会期:2021年8月15日(日)〜10月17日(日)
12:00〜18:00 ※ 土日祝日のみオープン
会場:福島市 四季の里 / 憩いの館(福島市荒井字上鷺西 1-1)
観覧料:一般 1000 円、小学生以下無料

◎10月16日、17日にクロージングイベントを開催します!
四季の里の芝生に十数枚の大風呂敷を広げ、ライブやワークショップを予定しています。詳細は後日以下のリンクとSNSにてお知らせします。
*フェスティバルFUKUSHIMA!2021

Artist:
岩根愛/Ai Iwane
ちばふみ枝/Fumie Chiba
中﨑透/Tohru Nakazaki
中村葵/Aoi Nakamura
藤井光/Hikaru Fujii

キュレーター:中﨑透
会場構成:アサノコウタ
主催:プロジェクトFUKUSHIMA!

お問い合わせ:
特定非営利活動法人プロジェクトFUKUSHIMA 事務局 Mail:profukushima@gmail.com/Tel:024-573-8385
HP:www.pj-fukushima.jp

【新型コロナウイルス感染症対策について】
● マスク着用・検温・手指消毒にご協力ください。
● 会場内の人数を制限しています。会場内の鑑賞者数に応じて会場の外でお待ちいただくことがあります。

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ちょうど10年前の2011年8月15日、福島市にある四季の里の芝生の上には、6000平米にも及ぶ色とりどりの大風呂敷が広げられ、「フェスティバル FUKUSHIMA!」が開催された。以後毎年8月に、2013年以降は盆踊りを中心とした福島市内でのフェスティバルを開催してきたが、昨年2020年はコロナ状況下において中止となった。「フェスティバルFUKUSHIMA!2021」と題して、今年は四季の里を会場に、夏からの展覧会や、秋に大風呂敷を広 げたイベントやライブ、ワークショップといった一連の企画をフェスティバルとして開催することを予定しているが、こんなご時世だけに予定は未定になるかもしれないが、とりあえずはジタバタしてみる。
この5人の作家の展覧会「The Will to Cross Borders/越境する意志」では、東日本大震災から10年という時間を一つのテーマとして作家に声がけすることから始めているが、各作家の作品のすべてが必ずしも震災や震災後の福島を主題にしてるわけではない。けれども以前から当然のことようにあったもの/なくなったもの、震災を通して可視化されたもの、時間が経ったから動き出したもの、現在のコロナ禍で浮かび上がるもの、個人の小さな出来事や意志が世界と繋がっていること、そんなことを想起させる。時間や様々な分断や違いを踏み越えようとするささやかな一歩の積み重ねの見えるような場所であったらいいし、きっとそういうことからしか世界は変わらないと思っている。県境を跨ぐことすらも憚られるような状況の中で、なんとも皮肉めいたタイトルになってしまったけれども、なんでも軽々と飛び越えてしまうような自由な気持ちはいつでもギュッと握りしめていたい。
中﨑透(美術家 / 本展キュレーター)

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Artist Profile:

岩根愛:Ai Iwane
東京都出身。1991年単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学し、自給自足の暮らしの中で学ぶ。帰国後、1996年より写真家として活動を始める。2018 年、『KIPUKA』(青幻舎)を上梓、第44回木村伊兵衛写真賞、第44回伊奈信男賞受賞。ドキュメンタリー映画『盆唄』(中江裕司監督作品、2018年テレコムスタッフ)を企画、アソシエイト・プロデューサーを務める。2021年、第37回写真の町東川賞新作家賞受賞。最新作品集に『A NEW RIVER』(bookshop M)、著作に『キプカへの旅』(太田出版)『ハワイ島のボンダンス』(福音館書店)。

ちばふみ枝:Fumie Chiba
1981年宮城県石巻市生まれ。2006年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了後、都内を中心に作品を発表。2011年東日本大震災を機にUターン。現在は「石巻のキワマリ荘」内に自身が企画運営するアートスペース「mado-beya」を2020年1月にオープンし、拠点として活動している。レリーフを自立させる手法で彫刻作品を制作する傍ら、津波で被災した実家の手入れを2019年より再開し、その記録写真を『海とカモシカ』シリーズとして展開している。

中﨑透:Tohru Nakazaki
1976年茨城生まれ。美術家。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。展覧会多数。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室(中﨑透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。2011年よりプロジェクトFUKUSHIMA!に参加、主に美術部門のディレクションを担当。

中村葵:Aoi Nakamura
1994年福島県生まれ。2018年武蔵野美術大学大学院修士課程造形研究科油絵コース修了。主な展覧会に、2018年「清山飯坂温泉芸術祭」旅館清山(福島)、2019年「群馬青年ビエンナーレ2019」群馬県立近代美術館 (群馬)、2020年「余白/ Marginalia」SNOW Contemporary(東京)、2021年「沈黙のカテゴリー」クリエイティブセンター大阪(大阪)など。

藤井光:Hikaru Fujii
1976年東京都生まれ。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA修了。芸術と社会の関係に着目し、綿密なリサーチやフィールドワークを通して同時代の社会課題に応答する映像インスタレーションを制作。ワークショップを通して歴史的事象を再演(リエナクトメント)する手法をしばしば用いて、過去のできごとと現代を結ぶ実験を行う。

 

中﨑透《Connection Collection》



中﨑透/NAKAZAKI Tohru
《Connection Collection》
コネクション・コレクション


美術家中﨑透の手元に約20年かけて集まってきた
縁や関係性よってできた作品コレクションの展覧会と
自作の茶碗を用いた野点のパフォーマンス。

2020/10/24sat-11/8sun 
13:00-20:00
10/24,25,31,11/1, 3,7,8の7日間(土日祝日のみオープン)

観覧料:
展覧会&パフォーマンス/1000円
展覧会(すべて)/500円 
*自家用車、タクシーなどの移動手段のある方のみ
展覧会(キワマリ荘のみ)/無料

野点パフォーマンス:
各日4回の上演。定員3名程度、上演は約15分、基本的に予約制
各回13, 15,17, 19時に水戸のキワマリ荘に集合して受付
キワマリ荘展覧会鑑賞(15分)
車にて移動(10分)
美術館準備室展示鑑賞(15分)
パフォーマンス(15分)
キワマリ荘に移動して解散(10分)

予約フォーム/パフォーマンス:https://airrsv.net/connecolle/calendar
*こちらは予約のみ、当日受付にて現金での精算。

会場:水戸のキワマリ荘/中﨑透美術館準備室(仮)
*まずはキワマリ荘にお越しください。
*駐車場はございません、車でお越しの方は付近のコインパーキングをご利用ください。
〒310-0061 茨城県水戸市北見町5-16 水戸のキワマリ荘
https://kiwamarisou.tumblr.com/

新型コロナウイルス感染症拡大防止のご協力のお願い:
●マスク着用にてご来場ください。
●手指の消毒にご協力ください。
●会場内ではまわりの方と距離をおとりください。
●発熱のある方や体調のすぐれない方は入場をご遠慮いただく場合があります。

問い合わせ:tohru51@hotmail.com(中﨑)

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「Connection Collectionに寄せて」

実は自分のコレクション展というのを以前に二度ほど開催したことがある、どちらも10年以上前のことだ。作品を手に入れることへの興味みたいなものは、大学時代に陶芸のサークルにいたことがだいぶ影響している。先輩の家なんかに行くとずらっと並ぶたくさんの器。ふざけながらも酒を飲むぐい呑を選ぶのにも眼が試される、そんな楽しくも恵まれた環境でもあった。自然と、もらったり、交換したり、買ったりと、友人だけじゃなく作家ものや骨董も欲しくなる、そして家で一人で愛でる。だんだんと器に限らず美術作品なんかもその延長で少しずつ手元にやってきたりした。数年がかりで口説いて手に入れた徳利なんかもあれば、引越しを手伝ってお礼にもらったドローイングだったり、結婚式の引き出物だったり、企画した展覧会の出品作品を買うこともあったり、一貫したコンセプトなんかは全然なくて縁や繋がりで集まってきたものがほとんどである。とはいえども、影響があったもの、好きなもの、取り巻く関係性などなど、自分自身を形作ったものたちでもあり、場合によっては自作以上に作家の眼や手つきのようなものが滲み出たりするかなあなんて思いながらこんな機会を作ることになった。まあ、わざとらしく書いてみたけど、お気に入りの自分のコレクション、人に見せたいですよね。
中﨑透(美術家)

中﨑透「halftame」@switch point

中﨑透/NAKAZAKI Toru
「halftime」

2017/6/1(木)-6/17(土)
11:30-18:30(最終日11:30-17:00)
火曜日、水曜日はお休み

switch point[スイッチポイント]
http://www.switch-point.com/index.html

185-0012 東京都国分寺市本町 4-12-4 1F
TEL 042-321-8956

JR中央線、西武国分寺線、 西武多摩湖線
国分寺駅 下車 北口より徒歩約3分
地図:http://www.switch-point.com/information.html
メール:info@switch-point.com

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Halftime_おぼえがき_中﨑透

なんでこんなタイトルにしたんだったかイマイチ思い出せない。よくある話で、DMやら広報のための締め切りがあって、中身が決まり切らないままにとりあえず付けたタイトルだったりする。重要な点は、ほどよく何かを連想させつつもボヤッとしていて、それでいてたいていの事柄を深読みするとカバーしてくれそう、そんな都合の良い言葉であること。内緒である。

DMも仕上がって友人に渡したりすると、どんな内容なの?とかタイトルについてとか聞かれたりする。たいてい実は内容が決まってなかったりしても、うまい文句を用意していて煙に巻いたりして、あとは見てのお楽しみなんて軽口を叩いたりするもんである。今日もたまたまDMを渡すとそんな話になったわけだけど、全然うまい文句が出てこない。いや、むしろそもそもなんでこんなタイトルにしたかが全然思い出せなくて考え込んでしまった。加齢のせいにしてその場を華麗にすり抜けたわけだが、そうそう思い出した、去年の末に40歳になったんだった。それで漠然とパッとこんな言葉が出てきて、なんかそのままタイトルにしてしまった気がする。

突然ポックリ逝ってしまう可能性も普通にあるけど、人並みの感覚としてここ1,2年くらい40になるなあ、というのもあって人生の後半戦、みたいなことをボヤッと考える機会が増えた。極端な言い回しだけど、かつては未来は無限大にあるなあ、と思っていたのが実際はそんなこともなく時間や人生は有限で、ぼちぼち大事に過ごそうみたいなことを以前より具体的に考えるようになった。とは言いながら、そんな後半戦に向けての気持ちやらもろもろの準備も整わないままな感じもあって、そんな今の状況と案外合うかなと。整理しようとしつつ、ごちゃごちゃしてたり、立ち止まって考えてみたり、休憩時間みたいなニュアンスもありそうだし、みたいなノリですね、たぶん。

だからタイトルつけるときにネットで意味検索したりもあんませずに決めてしまったんだけど、今更改めて検索してみたりすると、やたらと大きな試合のハーフタイムショーのことが出てきたりして、たしかに選手にとっては休憩時間だけど、ショーをする人にとっては本番だったり、むしろ大多数の観客にとっては休憩ではあるけど一方手持ち無沙汰な時間でもあるのかななんて考え始めると、一体誰のためのhalftimeなんだ!となってしまったり、どれどれ半日勤務っていう意味あるらしいとか、半減期もhalftimeらしいとかいろいろキリがない。まだまだどうなるか分からないけど、結論としてはswitch pointでhalftimeなんてとってもシャレてるじゃないか!ってうまい文句が今さっき思いついたので展覧会のオープンまでやり過ごせる気がしました。みなさん、ぜひ国分寺で!

 

アートフェアキワマリ2016@水戸のキワマリ荘



アートフェアキワマリ2016/ART FAIR KIWAMARI 2016

■会期
2016/4/29fri—5/8sun(土日祝日のみオープン)
(4/29,30,5/1,3,4,5,7,8の8日間)
13:00-19:00

■会場
水戸のキワマリ荘(遊戯室、Space AFA、共有スペース)
310-0061 茨城県水戸市北見町5-16 水戸のキワマリ荘
*JR水戸駅より徒歩12分、水戸芸術館より徒歩10分。
*駐車場はありませんので、車でお越しの方は近くのコインパーキング等をご利用ください。
地図

■問い合わせ
tohru51@hotmail.com(中﨑)

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artists:
秋山幸、淺井裕介、有馬かおる、池崎拓也、井出賢嗣、今井俊介、岩崎貴宏、大友良英
開発好明、五嶋英門、Sachiko M、佐藤純也、佐藤史治+原口寛子、椎名勇仁、下道基行
白川昌生、末永史尚、タノタイガ、冨井大裕、中﨑透、仲田絵美、橋本聡、松本美枝子
みーちゃん、森田浩彰、米子匡司、和田彩、和田昌宏

協力:
ARATANIURANO, HASHIMOTO ART OFFICE,HAGIWARA PROJECTS,MISAKO & ROSEN,
salon cojica,Satoko Oe Contemporary,YUMIKO CHIBA ASSOCIATES,青山|目黒